静岡県掛川市の曹洞宗寺院 正法寺です。墓地分譲や永代供養などのご相談を受け付けています。イベント「寺巣(テラス)」も開催しています。
〒436-0031 静岡県掛川市高御所1312
曽我山 正法寺

正法寺について

 当寺は静岡県掛川市にある曹洞宗の寺院です。小笠山に囲まれた緑豊かな環境でありながら交通アクセスに恵まれ、お墓参りにもお越し頂き易い立地で、墓地分譲のご要望も高まっていることから現在境内に墓地新区画造成を計画中です。また、宗教・宗派に関わらず、永代供養をお考えの方からのご相談も承っております。

ごあいさつ

 当寺は古くからこの地に存在し続けている古刹の1つです。
 その歴史は他寺院の例に漏れず平易なものではなく、度重なる天災に見舞われてきました。しかし、過去から現在に至るまで、当寺に関わるすべての人々の仏教への信仰心や先祖への想いの力で幾多の困難を乗り越えてきたのです。
 これまでがそうであったように、これからも、信仰や想いを持ち寄る方々の安らぎの場であり続けられるように歩んで参りたいと思います。

正法寺縁起について

 嘉禎4(1238)年頃、このあたりに真言宗正眼院という寺院がありました。しかし鎌倉時代中期には頽廃してしまい荒れ果てていたところ、通りかかった曹洞宗大本山総持寺の5世である通幻寂霊が修行したと伝えられています。その時に袈裟を掛けたとされる幹のつながった珍しい2本のもみの木が「通幻木(袈裟掛けもみ)」として今もなお残っています。
 その後、通幻寂霊の弟子で幻の禅僧と云われる不見明見もこの地にて禅行を行い、さらにまたその弟子の明圓見珠により応永17(1410)年、越前の国、丹生郡の村国村(現越前市、旧武生市)にある興禅寺の末寺として曹洞宗を奉し拈華山正法寺と号し開山され、有志が浄財喜捨を集めて境内伽藍を再興したとされています。
 寺記に正法寺開山は明圓見珠、永享3年6月16日歿とあります。これらは地元図書館にある掛川史稿を始め既刊の史書に残っていますが、現在これを証明する文献をみつけることはできていません。当山19世住職が越前興禅寺へ赴き調査されましたが、明圓見珠との関係を見いだすことはかなわなかったとお話しになりました。
 しかし、地元の歴史学者によると、第二次世界大戦以前まで当寺にあった寺鐘の銘には「寛永年中尚」と刻まれていたとのことです。このことからも、まったくの伝説だとも言い切れないでしょう。

通幻寂霊禅師について

元亨2(1322)年 - 明徳2年/元中8年5月5日(1391年 6月7日)南北朝時代の曹洞宗の僧侶。
1368年総持寺5世となり1370年には丹波国に永澤寺をひらいた。
1386年に越前に龍泉寺を開いている。
通幻門下には通幻十哲と呼ばれる優れた10人の禅僧を輩出した。不見明見はその1人である。
「子育て幽霊」の幽霊に育てられた赤ん坊の後身が寂霊であるとする伝承がある。
※wikipedia出典、HP管理者による加筆改変あり